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の価格・スペック

アールエフ「NAOMi-CT 3D-M」
の価格・スペック

「NAOMi-CT 3D-M」は、長野県に本社を置く株式会社アールエフが開発・提供している産業用X線CT装置です。従来の産業用CTは数千万円単位の導入コストがかかるケースが多く、導入の障壁となっていましたが、本製品は医療用X線技術のノウハウを活かすことで大幅なコストダウンを実現しています。
ここでは、「NAOMi-CT 3D-M」の具体的な機能や価格、導入するメリット、詳細な仕様スペックについて解説します。

NAOMi-CT 3D-M
引用元HP:アールエフ
https://rfsystemlab.com/catalogdl/material/index.html

NAOMi-CT 3D-Mの3つの大きな特徴

1. 308万円(税込)から導入できる優れたコストパフォーマンス

「NAOMi-CT 3D-M」の最大の特徴は、308万円(税込)という非常に導入しやすい価格設定です。高額な投資が難しかった中小規模の製造現場や研究機関でも、高度な3D非破壊検査環境を構築することが可能になります。

2. 卓上サイズで工事不要・X線作業主任者の資格も不要

装置本体の重量は約60kgと軽量で、一般的なデスクの上に設置できる卓上サイズです。導入にあたって特別な防護室の設置や大掛かりな電気工事を行う必要がなく、家庭用と同じAC100V電源(コンセント)で稼働します。
また、安全性に配慮された設計により、運用時に「X線作業主任者」の国家資格を持つ専任者を配置する必要がない点も、導入ハードルを下げる大きな要因となっています。

3. シンプルな操作性でスピーディな検査を実現

専門的な知識がなくても直感的に操作できる専用ソフトウェアが付属しており、撮影から画像の3D再構成、断面観察までをスムーズに行うことができます。外部の検査機関へサンプルを送る手間や時間を省き、自社内でリアルタイムに品質確認や開発テストのフィードバックを得られるようになります。

NAOMi-CT 3D-Mの詳細スペック表

以下は、NAOMi-CT 3D-Mの仕様および寸法等の詳細データです。

▼左右にスクロールできます
基本仕様
価格 308万円(税込)
装置 X線断層撮影装置
機能 3D/2D撮影 スの検出ソフト付き(3D)
型番 NAOMi-CT 3D-M
筐体 重量 約60kg
電源 電源 AC100-240V ※標準AC100V 50/60Hz
消費電力 1.0kVA(照射時ピーク電力)
X線発生部 管電圧 50〜100kV
管電流 2〜10mA
最大出力電力 500W
高圧発生器 直流整流(先点火方式)
冷却 油冷却及び空冷方式
焦点寸法 0.5mm
検出部 種類 FPD
ピクセルサイズ 98µm
階調 16bit
有効受光面サイズ H121×W123mm
画素数 1440×1440 pixels(200万画素)
撮影 パーシャル
スキャン
Φ56×H37〜41mm
画素サイズ:0.080mm
ノーマル
スキャン
Φ83×H72〜82mm
画素サイズ:0.16mm
オフセット
スキャン
Φ151×H63〜82mm
画素サイズ:0.19mm
搭載可能サイズ Φ250×H230mm
分解能 5LP/mm
0.1mm(3D撮影)
4LP/mm
0.125mm(2D撮影)
耐荷重 ターンテーブル耐荷重:約10kg
撮影例 アルミダイカスト、樹脂・プラスチック製品・容器、ゴム製品、加工食品・菓子・果物類、化粧品、文具、玩具、靴、生体・骨、文化財など
※ 重金属(鉄・銅等)の撮影は要相談

※対象物の材質(密度)や大きさ、配置角度により、実際に得られる解像度や透過性能は異なります。実機での再現性については、必ず各メーカーにお問い合わせください。

NAOMi-CT 3D-Mが強みを発揮する主な用途

最大管電圧100kVという仕様から、X線を透過しやすい「低密度素材」の検査に強みを持っています。

  • アルミダイカスト製品:内部の「巣(空洞)」やひび割れの検出
  • 樹脂・プラスチック成形品:成形不良、肉厚のバラツキ、内部構造の確認
  • 電子部品・基板:断線やはんだの接合状態のチェック
  • 食品・容器:異物混入検査や、パッケージ内部の密閉状態の確認
  • 学術・研究分野:文化財、骨格標本、植物などを傷つけずに内部構造を観察

※鉄や銅などの重金属はX線を透過しにくいため、検査対象とする場合はメーカーへ事前の相談とサンプルテストをおすすめします。

NAOMi-CT 3D-Mはこんな企業におすすめ

「NAOMi-CT 3D-M」は、308万円(税込)から導入できる卓上型の産業用CT装置です。大掛かりな設置工事やX線作業主任者の配置が不要なため、導入ハードルが非常に低いのが魅力です。

特に、アルミダイカストやプラスチック成形品、電子基板など、X線を透過しやすい製品の品質管理や研究開発において、スピーディな内部観察を実現します。

「コストを抑えて3D非破壊検査を始めたい」「まずは自社製品の断面が綺麗に撮影できるか試したい」とお考えの企業にとって、有力な選択肢となる1台です。

当メディアでは撮影対象物別におすすめの産業用CTをピックアップして紹介しています。導入の検討材料として、こちらも合わせてご確認ください。

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アールエフでは、3D-Mより大きなワーク(対象物)に対応した「Lサイズ」や「スライドL」モデルも提供しています。用途や対象物のサイズに合わせて適切なモデルをご検討ください。

撮影対象物から探す
産業用CT3選
アルミなどの軽金属や
プラスチック成形品など
低密度で透過しやすいなら
NAOMi-CTシリーズ
アールエフ
NAOMi-CTシリーズ
画像引用元:アールエフ公式HP
(https://rfsystemlab.com/product/industry/ct/280_380ct.html)
NAOMi-CT
Mサイズのスペック※2
最大管電圧 100kV
撮影サイズ※1 Φ151×H63~82mm
耐荷量 約10kg
本体サイズ 623×310×300mm
おすすめの理由
卓上サイズでその場で撮影可能
低価格で導入しやすいモデル
  • 卓上サイズ・シンプルな設計により308万円(税込/Mサイズ)と導入しやすい価格。工事をせずに研究室や事務所に設置できる。
  • 簡単な操作でその場で撮影・確認が可能。100kVの管電圧によりアルミ・プラスチック製の商品開発や考古学研究に活躍。
マルチマテリアルや
複雑形状部品など
部分ごとに厚みや材質が異なるなら
ZEISS METROTOMシリーズ
カールツァイス
ZEISS METROTOMシリーズ
画像引用元:カールツァイス公式HP
(https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray/3d-x-ray/metrotom-800-320-kv.html)
ZEISS METROTOM
1500 225kVのスペック
最大管電圧 225kV
撮影サイズ※1 Φ615×H800mm
耐荷量 50kg
本体サイズ 3700×1810×2440mm
おすすめの理由
測定に特化した設計で
精密なCTスキャンができる
  • 測定室・品質管理室での運用を想定。密度が高めの異材質混在部品や精密部品の品質保証に特化。
  • 三次元測定やCADとの連携により、寸法・形状・幾何公差を測定が可能で、不具合の特定や開発期間の短縮につながる。
厚物金属や
溶接構造部品など
高密度で透過しにくいなら
UXシリーズ
コメットテクノロジーズ・ジャパン
UXシリーズ
画像引用元:コメットテクノロジーズ・ジャパン公式HP
(https://yxlon.comet.tech/ja/products-ja/ux50)
UX50のスペック
最大管電圧 450kV
撮影サイズ※1 Φ600×H800mm
耐荷量 100kg
本体サイズ 2250×1770×2350mm
おすすめの理由
高出力・撮影可能範囲が広く
大型・高密度のワーク撮影に強い
  • 工場内や検査エリアで扱われる大型・高密度な鋳物部品や厚肉構造物に対し、高電圧による高い透過力で内部撮影が可能。
  • 広い視野で大型のワークでも全体を一度に把握することができ、欠陥の位置関係の把握や厚肉・高密度部の状態確認に対応。

電話番号は公式サイトに記載がありません

※1:撮影サイズについては、NAOMi-CT・UX50は「最大スキャンサイズ」、ZEISS METROTOMは「精度保証条件下での測定範囲」を掲載しています。
※数値はいずれも撮影・測定条件により変動しますので、詳しくは各社にお問い合わせください。
※2:NAOMi-CTは、Mサイズ、Lサイズ、スライドLの3種類があります。