非破壊検査のための産業用CT導入カタログ~CTラボ~ » 用途・ニーズ別の産業用CTメーカー

用途・ニーズ別の産業用CTメーカー

産業用CTにはさまざまな種類があり、取り扱っている企業によっても製品の特徴やスペックが異なります。産業用CTを選ぶ際に重要になるのが産業用CTを使う目的です。

ここでは、大型のアルミダイカストや透過しづらいタイヤなどの素材を検査するための高出力で高透過できる検査をする場合に適した産業用CTと、細かい検査やより高精度な検査をする場合に適したマイクロフォーカスX線CTについて、簡単に説明しています。あわせて取り扱っている企業も紹介していますので、参考にしてください。

高出力で高透過できる検査用の産業用CT

X線は波長が短い電磁波で物質を透過することができますが、あらゆる製品を検査できるわけではありません。産業用CTで製品を検査できるかどうかは、検査対象物の大きさや材質によって異なり、大まかに判断することができます。原子番号の大きい材質や密度が高いもの、また厚みがあるものは、X線が透過するために高いエネルギーが必要になります。

産業用CTでは、管電圧を上げるとX線の波長が短くなり、透過しやすくなります。そして、管電流を上げると発生するX線量が増えるので強度は上がりますが、検査対象物によって適切な管電圧と管電流が異なります。

ここでは、透過しづらい製品や材質などを検査するための産業用CTをご紹介します。高出力・高透過を実現するために、最大管電圧・最大管電流が通常の産業用CTより高いものが多いです。取り扱っている企業や製品の特徴も合わせて、ご紹介します。

高出力で高透過できる
産業用CTを詳しく見る

細かい検査・高精度な検査用の産業用CT(マイクロフォーカスX線CT)

X線の焦点サイズが大きいほど画像にボケが生じ、逆に焦点サイズが小さいほど鮮明に見えます。焦点サイズがミリ単位のものはミリフォーカスX線CT、焦点サイズがミクロ単位のものはマイクロフォーカスX線源と呼ばれています。マイクロフォーカスX線源は透視の分解能がミリフォーカスX線源より高いため、高解像度が求められる部品や材料などの小さなキズや異変を見つけやすいです

こちらでは、マイクロフォーカスX線CTとはどのようなものか分かりやすくまとめています。また、マイクロフォーカスX線CTを取り扱っている企業や製品の特徴も合わせてご紹介します。

高精度な検査ができる
産業用CTについて詳しく見る

撮影対象物から探す
産業用CT3選
アルミなどの軽金属や
プラスチック成形品など
低密度で透過しやすいなら
NAOMi-CTシリーズ
アールエフ
NAOMi-CTシリーズ
画像引用元:アールエフ公式HP
(https://rfsystemlab.com/product/industry/ct/280_380ct.html)
NAOMi-CT
Mサイズのスペック※2
最大管電圧 100kV
撮影サイズ※1 Φ151×H63~82mm
耐荷量 約10kg
本体サイズ 623×310×300mm
おすすめの理由
卓上サイズでその場で撮影可能
低価格で導入しやすいモデル
  • 卓上サイズ・シンプルな設計により308万円(税込/Mサイズ)と導入しやすい価格。工事をせずに研究室や事務所に設置できる。
  • 簡単な操作でその場で撮影・確認が可能。100kVの管電圧によりアルミ・プラスチック製の商品開発や考古学研究に活躍。
マルチマテリアルや
複雑形状部品など
部分ごとに厚みや材質が異なるなら
ZEISS METROTOMシリーズ
カールツァイス
ZEISS METROTOMシリーズ
画像引用元:カールツァイス公式HP
(https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray/3d-x-ray/metrotom-800-320-kv.html)
ZEISS METROTOM
1500 225kVのスペック
最大管電圧 225kV
撮影サイズ※1 Φ615×H800mm
耐荷量 50kg
本体サイズ 3700×1810×2440mm
おすすめの理由
測定に特化した設計で
精密なCTスキャンができる
  • 測定室・品質管理室での運用を想定。密度が高めの異材質混在部品や精密部品の品質保証に特化。
  • 三次元測定やCADとの連携により、寸法・形状・幾何公差を測定が可能で、不具合の特定や開発期間の短縮につながる。
厚物金属や
溶接構造部品など
高密度で透過しにくいなら
UXシリーズ
コメットテクノロジーズ・ジャパン
UXシリーズ
画像引用元:コメットテクノロジーズ・ジャパン公式HP
(https://yxlon.comet.tech/ja/products-ja/ux50)
UX50のスペック
最大管電圧 450kV
撮影サイズ※1 Φ600×H800mm
耐荷量 100kg
本体サイズ 2250×1770×2350mm
おすすめの理由
高出力・撮影可能範囲が広く
大型・高密度のワーク撮影に強い
  • 工場内や検査エリアで扱われる大型・高密度な鋳物部品や厚肉構造物に対し、高電圧による高い透過力で内部撮影が可能。
  • 広い視野で大型のワークでも全体を一度に把握することができ、欠陥の位置関係の把握や厚肉・高密度部の状態確認に対応。

電話番号は公式サイトに記載がありません

※1:撮影サイズについては、NAOMi-CT・UX50は「最大スキャンサイズ」、ZEISS METROTOMは「精度保証条件下での測定範囲」を掲載しています。
※数値はいずれも撮影・測定条件により変動しますので、詳しくは各社にお問い合わせください。
※2:NAOMi-CTは、Mサイズ、Lサイズ、スライドLの3種類があります。