
産業用CTスキャン市場は、製品の品質維持に必要不可欠な装置であると多くの業界で認識されるようになり、ヘルスケア、自動車、エレクトロニクスなど、さまざまな産業分野で普及が進んできています。ここでは、X線を使用した非破壊検査装置について、分かりやすく説明しています。
非破壊検査とはモノを破壊することなく検査する方法で、検査する対象物にキズをつけたり破壊したりせずに、その物質の性能、構造、欠陥などを調べることができます。そして、検査する対象物の内部を検査するのか、もしくは外部を検査するのかによって、検査方法は異なります。
上記以外にも、電磁誘導検査、ひずみ試験などがあります。
X線を使用した非破壊検査は、医療現場で使われているレントゲン撮影と同じ原理で、検査物にX線を照射し正常な部分と欠陥のある部分の透過線量の違いによって検出します。
医療用のX線CTは人体を撮影するため被ばく線量を抑えることが重要とされる一方で、産業用X線CTは工業用製品を撮影するため被ばく線量を抑える必要がないため、長時間にわたって撮影することができます。
X線を使用した非破壊検査装置では、検査物によって必要なX線の透過力(物体を突き抜ける力)が異なります。小型の電子部品や繊維などの透過しやすい素材であれば少ない透過力で済みますが、大型のアルミダイカスト製品や鋳物、タイヤなどのX線の透過が難しい素材では、高い透過力がなければ撮影することができません。
検査対象の材質や厚みによって適切なX線出力を選ぶ必要があります。目安となる数値については、以下のページをご覧ください。
X線を用いた非破壊検査は、主に製品内部の欠陥検出や構造確認に活用されます。たとえば、アルミダイカスト部品の内部に生じた空洞(ボイド)の確認、電子基板のはんだ付け不良の検査、樹脂成形品のクラック(ひび割れ)検出などです。微細な欠陥を検出する際には、X線を照射するポイントの大きさが重要な指標となります。
さらに、より立体的に内部構造を把握したい場合は、二次元のX線透過検査だけでなく、三次元データを取得できるCTスキャンが適しています。
X線を使用した非破壊検査は、製品を壊すことなく内部の欠陥や構造を確認できる有効な手段です。検査対象の材質や目的に合わせて適切な透過力(管電圧)や装置(透過検査・CT検査など)を選ぶことで、品質管理の精度を大きく向上させることができます。
当メディアでは、検査用途や対象物に合わせた産業用CTを取り扱うメーカーを独自視点で調査し、ピックアップして紹介しています。導入の検討材料として、こちらもあわせてご確認ください。
✓ 導入未定でも大歓迎です。
まずは「どんな風に見えるか」お試しください。

| 最大管電圧 | 100kV |
|---|---|
| 撮影サイズ※1 | Φ151×H63~82mm |
| 耐荷量 | 約10kg |
| 本体サイズ | 623×310×300mm |

| 最大管電圧 | 225kV |
|---|---|
| 撮影サイズ※1 | Φ615×H800mm |
| 耐荷量 | 50kg |
| 本体サイズ | 3700×1810×2440mm |

| 最大管電圧 | 450kV |
|---|---|
| 撮影サイズ※1 | Φ600×H800mm |
| 耐荷量 | 100kg |
| 本体サイズ | 2250×1770×2350mm |
電話番号は公式サイトに記載がありません
※1:撮影サイズについては、NAOMi-CT・UX50は「最大スキャンサイズ」、ZEISS METROTOMは「精度保証条件下での測定範囲」を掲載しています。
※数値はいずれも撮影・測定条件により変動しますので、詳しくは各社にお問い合わせください。
※2:NAOMi-CTは、Mサイズ、Lサイズ、スライドLの3種類があります。