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「ZEISS METROTOM 1500 225kV」
価格・スペック

カールツァイス
「ZEISS METROTOM 1500 225kV」
価格・スペック

「ZEISS METROTOM 1500 225kV」は、精密光学機器および測定技術で世界をリードするカールツァイスが提供している産業用X線CT装置(三次元測定機)です。第3世代(G3)となる本機は、ハードウェア設計を大幅に見直し、最新の3Kディテクタを搭載。従来機と比較してスキャン時間の大幅な短縮と、微細な欠陥の鮮明な可視化を実現しています。
VDI/VDE 2630規格に準拠した高い測定精度を備えており、高度な品質保証が求められる製造現場で広く採用されています。
ここでは、「ZEISS METROTOM 1500 225kV」の具体的な特徴や機能、詳細な仕様スペックについて解説します。

ZEISS METROTOM 1500 225kV
引用元HP:ZEISS(ツァイス)ジャパン
https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray/3d-x-ray/metrotom-800-320-kv.html

ZEISS METROTOM 1500 225kVの3つの大きな特徴

1. 3Kディテクタ搭載による高解像度化とスキャン時間の大幅短縮

第3世代(G3)の大きな進化は、新型の3Kディテクタを搭載している点です。これにより、従来機では判別が難しかった微小なポロシティ(空隙)などの内部欠陥を、低ノイズで非常にクリアに捉えることが可能になりました。また、従来の2Kディテクタと同等のボクセルサイズ(解像度)を維持しながら、最大で75%もの撮像時間の短縮を実現しており、検査工程全体の効率化とスループット向上に貢献します。

2. 測定ボリュームの拡大と現場に配慮したスマートデザイン

測定範囲(ボリューム)が拡張されており、オプション使用時で最大Φ615mm × H800mmの大型ワークに対応します。また、扉が足元まで開く構造を採用したことで、重量のある部品(最大50kg)や大きなワークも安全かつ容易に設置できるよう作業性が向上しました。X線管冷却用冷媒を左側面に配置したスマートデザインにより、裏面および右側面の壁付け設置が可能となり、専用のメンテナンススペースを最小限に抑えられます。

3. VDI/VDE規格に準拠した「三次元測定機」としての高い信頼性

単に内部を透視するだけでなく、三次元座標測定機としての高度な制御思想が組み込まれています。カールツァイスが長年培ってきた測定技術により、世界標準であるVDI/VDE 2630規格に規定された寸法精度値を保証しています。物理的なプローブ(接触端子)が届かない複雑な内部構造であっても、高精度な寸法測定や幾何公差(GD&T)の評価、CADデータとの比較解析を非破壊で実行できます。

ZEISS METROTOM 1500 225kVの詳細スペック表

以下は、ZEISS METROTOM 1500 225kVの仕様および寸法等の詳細データです。

▼左右にスクロールできます
基本仕様
測定範囲
※径方向に最適化した場合
Φ615mm × h800mm
最大管電圧 225kV
最大管電流 3,000μA
最大出力 500W
測定精度(VDI/VDE 2630準拠)
※CTスキャンモード
E:9μm + L/50
SD:4.5μm + L/50
PS:3µm / PF:4µm
測定精度(VDI/VDE 2630準拠)
※VASTスキャンモード
E:10.5μm + L/50
SD:4.5μm + L/50
PS:4µm / PF:4.5µm
最大ワーク重量(耐荷重) 50kg
本体サイズ 3700mm × 1810mm × 2440mm
本体重量 6,600kg
価格 公式サイトに記載なし

※対象物の材質(密度)や大きさ、配置角度により、実際に得られる解像度や透過性能は異なります。実機での再現性については、各メーカーに必ずお問い合わせください。

ZEISS METROTOM 1500 225kVが強みを発揮する主な用途

3Kディテクタの高解像度と高精度の測定能力により、以下のような用途で強みを発揮します。

  • 3Dプリンター(AM)造形品の評価:切削加工では不可能な複雑な内部構造や中空形状の寸法精度測定および品質保証
  • マルチマテリアル部品の検査:樹脂、アルミ、セラミック、カーボンなど、異なる材質が混在するアセンブリ品の非破壊検査
  • 鋳造・成形品の欠陥解析:アルミダイカストや樹脂成形品の微細な「巣(ポロシティ)」、クラックの検出
  • リバースエンジニアリング:設計図がない製品の内部寸法や肉厚を高精度にスキャンし、3Dデータ化

ZEISS METROTOM 1500 225kVはこんな企業におすすめ

「ZEISS METROTOM 1500 225kV」は、精密な非破壊検査と寸法測定を1台で、かつ高速に処理したい企業に適しています。

特に、3Dプリンターで作られた複雑形状の部品や、厳しい公差が求められる自動車・航空宇宙関連部品などを取り扱う現場において、VDI/VDE規格に準拠した信頼性の高い測定データを提供します。第3世代(G3)となり、スキャン時間の短縮とディテクタの性能向上が図られたことで、大量の測定依頼をこなす検査受託機関や、研究開発から量産ラインでの品質管理まで、幅広いフェーズで高いパフォーマンスを発揮します。

当メディアでは、高精度な検査や微細な欠陥検出に強みを持つ、おすすめのマイクロフォーカスX線CTメーカーをピックアップして紹介しています。導入の検討材料として、こちらも合わせてご確認ください。

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カールツァイスでは、本機以外にも様々な出力やサイズに対応した産業用CT(三次元測定機)をラインナップしています。用途や対象物に合わせて最適なモデルをご検討ください。

撮影対象物から探す
産業用CT3選
アルミなどの軽金属や
プラスチック成形品など
低密度で透過しやすいなら
NAOMi-CTシリーズ
アールエフ
NAOMi-CTシリーズ
画像引用元:アールエフ公式HP
(https://rfsystemlab.com/product/industry/ct/280_380ct.html)
NAOMi-CT
Mサイズのスペック※2
最大管電圧 100kV
撮影サイズ※1 Φ151×H63~82mm
耐荷量 約10kg
本体サイズ 623×310×300mm
おすすめの理由
卓上サイズでその場で撮影可能
低価格で導入しやすいモデル
  • 卓上サイズ・シンプルな設計により308万円(税込/Mサイズ)と導入しやすい価格。工事をせずに研究室や事務所に設置できる。
  • 簡単な操作でその場で撮影・確認が可能。100kVの管電圧によりアルミ・プラスチック製の商品開発や考古学研究に活躍。
マルチマテリアルや
複雑形状部品など
部分ごとに厚みや材質が異なるなら
ZEISS METROTOMシリーズ
カールツァイス
ZEISS METROTOMシリーズ
画像引用元:カールツァイス公式HP
(https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray/3d-x-ray/metrotom-800-320-kv.html)
ZEISS METROTOM
1500 225kVのスペック
最大管電圧 225kV
撮影サイズ※1 Φ615×H800mm
耐荷量 50kg
本体サイズ 3700×1810×2440mm
おすすめの理由
測定に特化した設計で
精密なCTスキャンができる
  • 測定室・品質管理室での運用を想定。密度が高めの異材質混在部品や精密部品の品質保証に特化。
  • 三次元測定やCADとの連携により、寸法・形状・幾何公差を測定が可能で、不具合の特定や開発期間の短縮につながる。
厚物金属や
溶接構造部品など
高密度で透過しにくいなら
UXシリーズ
コメットテクノロジーズ・ジャパン
UXシリーズ
画像引用元:コメットテクノロジーズ・ジャパン公式HP
(https://yxlon.comet.tech/ja/products-ja/ux50)
UX50のスペック
最大管電圧 450kV
撮影サイズ※1 Φ600×H800mm
耐荷量 100kg
本体サイズ 2250×1770×2350mm
おすすめの理由
高出力・撮影可能範囲が広く
大型・高密度のワーク撮影に強い
  • 工場内や検査エリアで扱われる大型・高密度な鋳物部品や厚肉構造物に対し、高電圧による高い透過力で内部撮影が可能。
  • 広い視野で大型のワークでも全体を一度に把握することができ、欠陥の位置関係の把握や厚肉・高密度部の状態確認に対応。

電話番号は公式サイトに記載がありません

※1:撮影サイズについては、NAOMi-CT・UX50は「最大スキャンサイズ」、ZEISS METROTOMは「精度保証条件下での測定範囲」を掲載しています。
※数値はいずれも撮影・測定条件により変動しますので、詳しくは各社にお問い合わせください。
※2:NAOMi-CTは、Mサイズ、Lサイズ、スライドLの3種類があります。