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「ZEISS METROTOM 800 225kV」
価格・スペック

カールツァイス
「ZEISS METROTOM 800 225kV」
価格・スペック

「ZEISS METROTOM 800 225kV」は、世界的な光学・測定機器メーカーであるカールツァイスが開発した産業用X線CT装置(三次元測定機)です。小型のプラスチック部品から中型の複合材料アセンブリまで、多様な対象物を非破壊で検査できる高い汎用性を備えています。
単なる透視装置ではなく、VDI/VDE 2630規格に準拠した高い測定精度を実現しており、高度な品質保証が求められる製造現場において、測定結果の客観性を担保する重要な役割を果たします。
ここでは、「ZEISS METROTOM 800 225kV」の具体的な特徴や機能、詳細な仕様スペックについて解説します。

ZEISS METROTOM 800 225kV
引用元HP:ZEISS(ツァイス)ジャパン
https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray.html

ZEISS METROTOM 800 225kVの3つの大きな特徴

1. 小型から中型までカバーする汎用性の高い225kVモデル

本機は、最大出力500W、管電圧225kVのX線源を搭載しており、小型の樹脂成形品から中型のアルミダイカスト、さらには樹脂と金属が組み合わさった複合材料アセンブリまで、幅広い部品の内部構造を透過・可視化できます。高い柔軟性を持ち合わせており、品質管理室における多品種のルーチン検査にも1台でスムーズに対応します。

2. 多目的なアプリケーションで活用できる解析能力

CTスキャンによって得られた高精細な3Dボリュームデータは、目視による欠陥観察にとどまりません。専用の解析ソフトウェアを用いることで、内部の「巣」やボイドの体積解析、組立状態の確認、さらにはリバースエンジニアリングのためのデータ取得など、1回のスキャンから多目的なアプリケーションへ展開でき、開発や検査の効率を大きく引き上げます。

3. VDI/VDE 2630規格に準拠した信頼性の高い三次元測定

カールツァイスが三次元測定機メーカーとして培ってきた技術とノウハウが組み込まれており、ドイツ技術者協会が定めるVDI/VDE 2630規格に準拠した寸法測定精度を保証しています。これにより、従来のCT装置では難しかった「測定機」としての客観的なデータ証明が可能となり、厳格な公差が求められる部品に対しても信頼性の高い品質保証を実現します。

ZEISS METROTOM 800 225kVの詳細スペック表

以下は、ZEISS METROTOM 800 225kVの仕様および寸法等の詳細データです。

▼左右にスクロールできます
基本仕様
測定範囲
※径方向に最適化した場合
Φ300mm × h390mm
最大管電圧 225kV
最大管電流 3,000uA
最大出力 500W
測定精度(VDI/VDE 2630準拠)
※CTスキャンモード
E:8μm + L/100
SD:4μm + L/100
PS:3µm/PF:4µm
測定精度(VDI/VDE 2630準拠)
※VASTスキャンモード
E:9μm + L/100
SD:4μm + L/100
PS:4µm/PF:4.5µm
最大ワーク重量(耐荷重) 5kg
本体サイズ 3,200mm × 1,820mm × 2,050mm
本体重量 5,000kg
価格 公式サイトに記載なし

※対象物の材質(密度)や大きさ、配置角度により、実際に得られる解像度や透過性能は異なります。実機での再現性については、各メーカーに必ずお問い合わせください。

ZEISS METROTOM 800 225kVが強みを発揮する主な用途

汎用性の高い225kVの出力と高精度の測定能力により、以下のような用途で強みを発揮します。

  • プラスチック・樹脂部品の寸法測定: 射出成形品の肉厚評価や、物理プローブが届かない内部の幾何公差を正確に測定
  • 複合材料アセンブリの組立検査: 金属端子と樹脂ハウジングからなるコネクタなど、マルチマテリアル部品の嵌合状態の確認
  • 中型軽金属部品の欠陥解析: アルミダイカストやマグネシウム部品内部の空隙(ポロシティ)の体積や分布状況の評価
  • CADデータとの比較評価: スキャンデータを設計CADモデルと直接照合し、カラーマップで形状の歪みや金型の修正箇所を特定

ZEISS METROTOM 800 225kVはこんな企業におすすめ

「ZEISS METROTOM 800 225kV」は、検査対象のサイズや材質が多岐にわたり、汎用性の高い標準的な産業用CTを導入したい企業に適しています。

プラスチックから中型のアルミ製品、複合素材まで幅広く対応できるため、設計・開発部門における不具合原因の早期特定から、品質管理部門での寸法・形状評価まで、部署をまたいだ多目的な活用が可能です。VDI/VDE 2630規格に準拠した確かな測定精度により、直感的な画像確認だけでなく、数値に基づいた客観的な品質保証体制を構築したい現場において強力なツールとなります。

当メディアでは、高精度な検査や微細な欠陥検出に強みを持つ、おすすめのマイクロフォーカスX線CTメーカーをピックアップして紹介しています。導入の検討材料として、こちらも合わせてご確認ください。

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カールツァイスでは、本機以外にも様々な出力や解像度に特化した産業用CT(三次元測定機)をラインナップしています。用途や対象物に合わせて最適なモデルをご検討ください。

撮影対象物から探す
産業用CT3選
アルミなどの軽金属や
プラスチック成形品など
低密度で透過しやすいなら
NAOMi-CTシリーズ
アールエフ
NAOMi-CTシリーズ
画像引用元:アールエフ公式HP
(https://rfsystemlab.com/product/industry/ct/280_380ct.html)
NAOMi-CT
Mサイズのスペック※2
最大管電圧 100kV
撮影サイズ※1 Φ151×H63~82mm
耐荷量 約10kg
本体サイズ 623×310×300mm
おすすめの理由
卓上サイズでその場で撮影可能
低価格で導入しやすいモデル
  • 卓上サイズ・シンプルな設計により308万円(税込/Mサイズ)と導入しやすい価格。工事をせずに研究室や事務所に設置できる。
  • 簡単な操作でその場で撮影・確認が可能。100kVの管電圧によりアルミ・プラスチック製の商品開発や考古学研究に活躍。
マルチマテリアルや
複雑形状部品など
部分ごとに厚みや材質が異なるなら
ZEISS METROTOMシリーズ
カールツァイス
ZEISS METROTOMシリーズ
画像引用元:カールツァイス公式HP
(https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray/3d-x-ray/metrotom-800-320-kv.html)
ZEISS METROTOM
1500 225kVのスペック
最大管電圧 225kV
撮影サイズ※1 Φ615×H800mm
耐荷量 50kg
本体サイズ 3700×1810×2440mm
おすすめの理由
測定に特化した設計で
精密なCTスキャンができる
  • 測定室・品質管理室での運用を想定。密度が高めの異材質混在部品や精密部品の品質保証に特化。
  • 三次元測定やCADとの連携により、寸法・形状・幾何公差を測定が可能で、不具合の特定や開発期間の短縮につながる。
厚物金属や
溶接構造部品など
高密度で透過しにくいなら
UXシリーズ
コメットテクノロジーズ・ジャパン
UXシリーズ
画像引用元:コメットテクノロジーズ・ジャパン公式HP
(https://yxlon.comet.tech/ja/products-ja/ux50)
UX50のスペック
最大管電圧 450kV
撮影サイズ※1 Φ600×H800mm
耐荷量 100kg
本体サイズ 2250×1770×2350mm
おすすめの理由
高出力・撮影可能範囲が広く
大型・高密度のワーク撮影に強い
  • 工場内や検査エリアで扱われる大型・高密度な鋳物部品や厚肉構造物に対し、高電圧による高い透過力で内部撮影が可能。
  • 広い視野で大型のワークでも全体を一度に把握することができ、欠陥の位置関係の把握や厚肉・高密度部の状態確認に対応。

電話番号は公式サイトに記載がありません

※1:撮影サイズについては、NAOMi-CT・UX50は「最大スキャンサイズ」、ZEISS METROTOMは「精度保証条件下での測定範囲」を掲載しています。
※数値はいずれも撮影・測定条件により変動しますので、詳しくは各社にお問い合わせください。
※2:NAOMi-CTは、Mサイズ、Lサイズ、スライドLの3種類があります。