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「ZEISS METROTOM 800 130kV」
価格・スペック

カールツァイス
「ZEISS METROTOM 800 130kV」
価格・スペック

「ZEISS METROTOM 800 130kV」は、精密光学機器および測定技術で世界的な実績を持つカールツァイスが開発した産業用X線CT装置(三次元測定機)です。130kVのX線源を搭載し、樹脂やプラスチック、カーボンなどの軽元素材料からなる小型・中型部品の検査と寸法測定に最適化されています。
単なる非破壊検査装置ではなく、VDI/VDE 2630規格に準拠した高い測定精度を備えており、高度な品質保証が求められる製造現場において、測定結果の客観性を担保する重要な役割を果たします。
ここでは、「ZEISS METROTOM 800 130kV」の具体的な特徴や機能、詳細な仕様スペックについて解説します。

ZEISS METROTOM 800 130kV
引用元HP:ZEISS(ツァイス)ジャパン
https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray/3d-x-ray/metrotom-800-320-kv.html

ZEISS METROTOM 800 130kVの3つの大きな特徴

1. プラスチックや軽元素材料に最適化された130kVモデル

本機は、最大130kV・39WのX線源を搭載しており、樹脂、プラスチック、カーボンファイバーなどの軽元素材料や、一部の軽金属(アルミニウム等)で作られた小型から中型の部品の検査に特化しています。出力とスポット径の相関が取れた適切な条件下でのみスキャンが実行される仕様となっており、常にブレが少なくコントラストの高い、品質の安定した画像データを取得することが可能です。

2. 複数部品の同時スキャンによる卓越したスループット

コンパクトな設置面積でありながら、高い作業効率を実現するための設計が施されています。特に、コネクタなどの小型プラスチック部品を検査する場合、一度に複数の部品をステージにセットして同時にスキャンすることが可能です。これにより、1つずつ検査する従来の手法と比較して驚異的なスループットを達成でき、大量のロット検査が求められる品質管理室での業務効率を大幅に向上させます。

3. VDI/VDE 2630規格準拠による信頼性の高い三次元測定

カールツァイスが三次元測定機で培ってきた技術が注ぎ込まれており、ドイツ技術者協会が定めるVDI/VDE 2630規格に準拠した高い寸法測定精度を保証しています(CTスキャンモードでE:6.9μm + L/100)。さらに、専用ソフトウェア「ZEISS CALYPSO」との連携により、スキャンデータの読み込みから測定プログラムのアライメントまでをシームレスに行うことができ、自動的かつ簡単に高精度な測定結果を得ることができます。

ZEISS METROTOM 800 130kVの詳細スペック表

以下は、ZEISS METROTOM 800 130kVの仕様および寸法等の詳細データです。

▼左右にスクロールできます
基本仕様
測定範囲
※径方向に最適化した場合
Φ275mm × h360mm
Φ300mm × h360mm
最大管電圧 130kV
最大管電流 300uA
最大出力 39W
測定精度(VDI/VDE 2630準拠)
※CTスキャンモード
E:6.9μm + L/100
SD:2.9μm + L/100
PS:3µm/PF:4µm
測定精度(VDI/VDE 2630準拠)
※VASTスキャンモード
E:6.9μm + L/100
SD:2.9μm + L/100
PS:3µm/PF:4µm
最大ワーク重量(耐荷重) 5kg
本体サイズ 2,190mm × 1,310mm × 1,960mm
本体重量 5,700kg
価格 公式サイトに記載なし

※対象物の材質(密度)や大きさ、配置角度により、実際に得られる解像度や透過性能は異なります。実機での再現性については、各メーカーに必ずお問い合わせください。

ZEISS METROTOM 800 130kVが強みを発揮する主な用途

軽元素材料に対する高いコントラストと精度の高い測定能力により、以下のような用途で強みを発揮します。

  • 樹脂・プラスチック成形品の検査: コネクタやギアなどの小型樹脂部品における、ボイド(空隙)の検出や繊維配向の確認
  • 軽金属部品の非破壊評価: アルミニウム製ラジエーターなどの内部の詰まり、漏れ、腐食状態の把握
  • 内部の幾何公差・寸法測定: 物理的な接触プローブでは測定が困難な、製品内部の深さ方向の寸法や複雑な形状の正確な計測
  • 大量ロットの迅速な品質管理: 複数の小型部品を同時にスキャンし、効率的に合否判定を行うルーチン検査

ZEISS METROTOM 800 130kVはこんな企業におすすめ

「ZEISS METROTOM 800 130kV」は、樹脂やプラスチック、カーボンといった軽元素材料をメインで取り扱い、高い精度とスループットを両立させたい企業に適しています。

特に、大量の小型部品を製造する電子部品メーカーや、成形品の厳密な寸法管理が求められる自動車部品サプライヤーなどにおいて、その威力を発揮します。複数の部品を一度にスキャンできる効率性に加え、VDI/VDE規格に準拠した「測定用」X線CTとしての信頼性により、属人的な目視検査から脱却し、数値に基づいた客観的で高度な品質保証体制を構築したい現場に最適な1台です。

当メディアでは、高精度な検査や微細な欠陥検出に強みを持つ、おすすめのマイクロフォーカスX線CTメーカーをピックアップして紹介しています。導入の検討材料として、こちらも合わせてご確認ください。

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カールツァイスでは、本機以外にも様々な出力やサイズに対応した産業用CT(三次元測定機)をラインナップしています。用途や対象物に合わせて最適なモデルをご検討ください。

撮影対象物から探す
産業用CT3選
アルミなどの軽金属や
プラスチック成形品など
低密度で透過しやすいなら
NAOMi-CTシリーズ
アールエフ
NAOMi-CTシリーズ
画像引用元:アールエフ公式HP
(https://rfsystemlab.com/product/industry/ct/280_380ct.html)
NAOMi-CT
Mサイズのスペック※2
最大管電圧 100kV
撮影サイズ※1 Φ151×H63~82mm
耐荷量 約10kg
本体サイズ 623×310×300mm
おすすめの理由
卓上サイズでその場で撮影可能
低価格で導入しやすいモデル
  • 卓上サイズ・シンプルな設計により308万円(税込/Mサイズ)と導入しやすい価格。工事をせずに研究室や事務所に設置できる。
  • 簡単な操作でその場で撮影・確認が可能。100kVの管電圧によりアルミ・プラスチック製の商品開発や考古学研究に活躍。
マルチマテリアルや
複雑形状部品など
部分ごとに厚みや材質が異なるなら
ZEISS METROTOMシリーズ
カールツァイス
ZEISS METROTOMシリーズ
画像引用元:カールツァイス公式HP
(https://www.zeiss.co.jp/metrology/systems/x-ray/3d-x-ray/metrotom-800-320-kv.html)
ZEISS METROTOM
1500 225kVのスペック
最大管電圧 225kV
撮影サイズ※1 Φ615×H800mm
耐荷量 50kg
本体サイズ 3700×1810×2440mm
おすすめの理由
測定に特化した設計で
精密なCTスキャンができる
  • 測定室・品質管理室での運用を想定。密度が高めの異材質混在部品や精密部品の品質保証に特化。
  • 三次元測定やCADとの連携により、寸法・形状・幾何公差を測定が可能で、不具合の特定や開発期間の短縮につながる。
厚物金属や
溶接構造部品など
高密度で透過しにくいなら
UXシリーズ
コメットテクノロジーズ・ジャパン
UXシリーズ
画像引用元:コメットテクノロジーズ・ジャパン公式HP
(https://yxlon.comet.tech/ja/products-ja/ux50)
UX50のスペック
最大管電圧 450kV
撮影サイズ※1 Φ600×H800mm
耐荷量 100kg
本体サイズ 2250×1770×2350mm
おすすめの理由
高出力・撮影可能範囲が広く
大型・高密度のワーク撮影に強い
  • 工場内や検査エリアで扱われる大型・高密度な鋳物部品や厚肉構造物に対し、高電圧による高い透過力で内部撮影が可能。
  • 広い視野で大型のワークでも全体を一度に把握することができ、欠陥の位置関係の把握や厚肉・高密度部の状態確認に対応。

電話番号は公式サイトに記載がありません

※1:撮影サイズについては、NAOMi-CT・UX50は「最大スキャンサイズ」、ZEISS METROTOMは「精度保証条件下での測定範囲」を掲載しています。
※数値はいずれも撮影・測定条件により変動しますので、詳しくは各社にお問い合わせください。
※2:NAOMi-CTは、Mサイズ、Lサイズ、スライドLの3種類があります。